
「同じ年齢なのに、若々しく見える人とそうでない人がいるのはなぜだろう」
このように感じたことはありませんか。
私たちの年齢には、生まれてからの年月を表す「暦年齢」だけでなく、体の状態を表す「生物学的年齢」という考え方があります。
近年では、食事や運動、睡眠、腸内環境などの生活習慣が、体の老化の進み方とどのように関係するのか、さまざまな研究が進められています。
2026年には、ビフィズス菌BB536を配合したヨーグルトの摂取と、食事・運動習慣の改善を3か月間続けた結果、「老化の進行速度」を示す指標が低下した可能性が報告されました。
今回は、この研究の内容と、毎日の健康づくりに役立てたいポイントをわかりやすく解説します。
ビフィズス菌BB536と生活習慣改善に関する研究

今回の研究では、50歳から74歳までのBMI25以上の日本人男性48名を対象に、3か月間の生活習慣への介入が行われました。
参加者は、次の2つのグループに分けられました。
生活習慣を改善したグループ
・1日100gのビフィズス菌BB536配合ヨーグルトを摂取
・食べ過ぎや間食、加糖飲料などを見直す食事指導
・1日30分、週3日以上を目安としたウォーキングなどの運動
通常の生活を続けたグループ
・普段の食事や運動習慣を維持
3か月後に両グループを比較した結果、生活習慣を改善したグループでは、「DunedinPACE」と呼ばれる老化の進行速度を示す指標が有意に低下しました。
通常の生活を続けたグループと比較すると、老化の進行速度を示す指標が約2.3%低下した可能性が報告されています。
「老化の進行速度」はどのように調べる?

今回の研究では、血液中の「DNAメチル化」という情報をもとに算出するDunedinPACEが使用されました。
DNAメチル化とは、遺伝子の働き方を調節する化学的な目印のようなものです。
その状態は、加齢だけでなく、食事や運動などの生活習慣によっても変化すると考えられています。
DunedinPACEは、こうしたDNAメチル化の特徴を分析し、体が現在どのくらいの速度で老化している可能性があるかを推定する指標です。
数値が低いほど、老化の進み方が緩やかである可能性を示します。
今回の研究で確認されたのは、見た目の若返りや寿命の延長ではなく、老化に関連する指標の変化です。
将来の健康状態を直接保証するものではありませんが、生活習慣と老化の進み方との関係を考えるうえで、興味深い研究結果といえます。
研究から見えてきた大切なポイント

今回行われたのは、ビフィズス菌BB536配合ヨーグルトを摂取するだけの取り組みではありません。
食事内容の見直しや、ウォーキングなどの運動も組み合わせて行われました。
そのため、今回の結果はBB536だけによるものではなく、次のような取り組みを組み合わせた生活習慣全体によるものとして考える必要があります。
・ビフィズス菌BB536配合ヨーグルトの継続的な摂取
・食べ過ぎや間食を控える食生活
・ウォーキングなどの継続的な運動
つまり、今回の研究から注目したいのは、特定の食品や成分だけに頼るのではなく、食事・運動・腸内環境へのアプローチを無理なく組み合わせることです。
一つひとつは小さな取り組みでも、毎日継続することが、健やかに年齢を重ねるための第一歩になると考えられます。
ビフィズス菌BB536とは?

ビフィズス菌BB536は、森永乳業が1969年に乳児の腸内から発見した、ヒト由来のビフィズス菌です。
正式名称は「Bifidobacterium longum BB536」といいます。
一般的にビフィズス菌は、酸や酸素に弱い性質を持っています。
その中でBB536は比較的酸や酸素に強く、生きたまま大腸へ到達しやすいことが特徴です。
ビフィズス菌は主に大腸に生息し、善玉菌として腸内環境に関わっています。
しかし、腸内のビフィズス菌は年齢とともに減少する傾向があり、食生活やストレス、生活リズムの乱れなどによっても変化します。
そのため、日頃の食生活を整えるとともに、ヨーグルトやサプリメントなど、自分に合った方法で継続的に補うことが大切です。
腸内環境と健康的な老化の関係

腸は、食べ物を消化して栄養を吸収するだけの器官ではありません。
腸内には多くの細菌が生息しており、免疫機能や代謝など、全身の健康状態との関係が研究されています。
近年では、腸内細菌がつくり出す短鎖脂肪酸などの物質が、体内の炎症や代謝機能に関係する可能性も注目されています。
今回の研究でも、食事、運動、腸内環境への働きかけを組み合わせたことが、老化に関連する複数の仕組みに影響した可能性が考察されています。
腸内環境を整えることだけで老化を防げるわけではありません。
一方で、腸内環境のケアを食事や運動と並ぶ毎日の健康習慣の一つとして取り入れることは、健やかな生活を目指すうえで大切な考え方です。
無理なく続けられる健康習慣を

今回の研究で行われたのは、極端な食事制限や激しい運動ではありません。
食事では、食べ過ぎや間食、砂糖を含む飲料を見直すことが中心でした。
運動も、ウォーキングやステッパー運動を1日30分、週3日以上行うという、日常生活に取り入れやすい内容です。
健康的に年齢を重ねていくためには、次のような習慣を少しずつ取り入れてみましょう。
・食べ過ぎを控え、バランスのよい食事を心がける
・ウォーキングなど、無理のない運動を継続する
・十分な睡眠と休養を取る
・ビフィズス菌や食物繊維を日頃の食事に取り入れる
・自分の生活に合った続けやすい方法を選ぶ
短期間だけ厳しく取り組むよりも、小さな習慣を毎日積み重ねることが大切です。
BB536を毎日の生活に取り入れるには

ビフィズス菌BB536は、BB536を配合したヨーグルトやサプリメントなどから摂取できます。
ヨーグルトは普段の食事に取り入れやすい一方で、毎日購入する必要があり、冷蔵保存も必要です。
サプリメントは、持ち運びや保管がしやすく、決まった量を継続しやすい方法の一つです。
どちらが優れているというものではなく、自分の生活スタイルに合った方法を選ぶことが継続のポイントです。
ブロードビフィで毎日の腸内環境をサポート

株式会社バイオ製薬の「ブロードビフィ」は、ビフィズス菌BB536を配合した機能性表示食品です。
1包にビフィズス菌を含む複数の菌を合計300億個配合しています。
生きた菌を腸まで届けられるよう特殊な加工を施し、ビフィズス菌と相性のよいミルクオリゴ糖も配合しました。
水なしでも摂取できるヨーグルト風味の顆粒タイプで、持ち運びやすく、毎日の生活に取り入れやすいことが特徴です。
本品にはビフィズス菌BB536が含まれます。ビフィズス菌BB536には、腸内環境を良好にし、便秘気味の方の排便回数を増やす機能が報告されています。
毎日の食事や運動を見直しながら、腸内環境のケアも健康習慣の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
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まとめ
今回の研究では、ビフィズス菌BB536配合ヨーグルトの摂取と、食事・運動習慣の改善を3か月間続けた結果、老化の進行速度を示す指標が約2.3%低下した可能性が報告されました。
研究で注目したいのは、特定の食品や成分だけではなく、食事・運動・腸内環境へのアプローチを組み合わせている点です。
健康づくりに、特別な方法を一度だけ行えばよいという近道はありません。
食生活を少し見直す、歩く時間を増やす、腸内環境を意識するなど、無理なく続けられる習慣を積み重ねることが大切です。
最新の研究情報も参考にしながら、自分の生活に合った健康習慣を取り入れていきましょう。
研究を読むうえでの注意点
今回の研究は、50歳から74歳までのBMI25以上の日本人男性を対象にした、3か月間の探索的な研究です。
女性や若い世代、標準体重の方にも同様の結果が当てはまるかは確認されていません。また、食事指導や運動も同時に実施されているため、ビフィズス菌BB536単独の影響を示した研究ではありません。
今後、より多くの人や長期間を対象とした研究が期待されます。
参考文献・参考情報
・森永乳業株式会社「『ビフィズス菌BB536』配合プレーンヨーグルトと生活習慣の改善により老化の進行速度が減速する可能性を確認」2026年7月27日
・Nishimura T, et al. Short-term responsiveness of DNA methylation-based aging biomarkers to a multimodal intervention comprising exercise and dietary guidance involving daily consumption of yogurt containing Bifidobacterium longum BB536: an exploratory randomized controlled trial. Aging. 2026.
※本記事は研究情報の紹介を目的としたものであり、特定の商品による疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
※研究結果は、ビフィズス菌BB536単独の効果を示すものではありません。
※研究結果には個人差があり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。
※本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
※食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
